みなさん、119番で救急車や消防車を呼んだことはありますか?
私はありません。
本当なら呼ばないに越したことはないのですが...
しかし、いざという時は119番で救急車や消防車を呼び、助けを求めなければならないことが起こるかも知れません。
しかも、救急車や消防車を呼ぶときは絶対に焦っています。
なんて言ったて、すぐに助けてほしい状態にあるのですから。
そんなときに冷静に対応できるのでしょうか。
事前に何も準備なしではきっと冷静な対応はできないはずです。
しかし、少しでも知識をつけておけばきっと対応できます。
現役消防士で通信指令員(119番を受ける人)の経験もある夫から119番通報のポイントを教えてもらいました。
私と一緒にこのブログを通して、正しく119番通報する力を身につけましょう。
119番通報で1番大切なこととは?
119番通報で1番大切なことは「正しく場所を伝える」ことです。
これは非常に重要なことで、119番さえ繋がればすぐに救急車や消防車が駆けつけてくれるわけではありません。
正しい場所を伝えなければ、救急車や消防車がどこに行けばよいかわかりません。
そのため、119番通報する時は助けに来てほしい場所を正しく伝えるようにしましょう。
夫から聞いた実例では、通報者が焦っており、「救急です。すぐに来てください。」だけで電話を切られてしまったこともあるそうです。
その場合はすぐに電話をかけ直すそうですが、繋がらず、場所も分からなければ出動することもできません。
なんとか場所がわかったとしても通常の出動よりも時間がかかってしまいます。
なので、すぐに来てほしい時ほど、慌てる気持ちもわかりますが、冷静に正しい場所を伝えることが重要なのです。
ちなみに、現在は固定電話で掛けた場合は繋がったと同時に掛けてきた場所が地図上に表示されます。
携帯電話で掛けた場合もGPS機能をONにしていれば、話しているうちに場所が特定できます。
ただし、このような機能も100%正確ではありません。そのため、必ず、場所をちょっとしつこいほど聞くそうです。
間違えて違う場所に行ってしまっては大変ですからね。
電話が繋がったらどんな流れで話せばいいの?
では、救急車を呼ぶ際の実際の流れを紹介していきます。あくまで一例です。
119番消防署です。
火事ですか。救急ですか。
救急です。
救急車が必要な場所はどこですか。
○○市○○丁○○番地です。
○○さんのお宅ですね。
右隣は○○さん宅で、左隣は○○さん宅ですね。
はいそうです。
すぐに来て下さい。
わかりました。
救急車を出動させました。
状況を教えて下さい。
主人が胸を痛がっています。
わかりました。
ご主人の年齢を教えて下さい。
66歳です。
わかりました。
通報しているあなたのお名前とご連絡先を教えて下さい。
私は妻の○○で、電話番号は○○です。
わかりました。
もし、容態が悪化した際は再度119番通報してください。
そして、救急車のサイレンの音が聞こえましたら外に出て誘導をお願いします。
わかりました。
以上のような流れで会話が進んでいきます。
基本的には通信指令員の質問に答えて行くようになります。
これは救急車を呼ぶ時も消防車を呼ぶ時も同じです。
慌てずに答えましょう。
現役救急隊員である夫からのお願い
住宅やアパートでは入り口がわかりづらいことが多くあります。
救急車で呼ばれた家に行っても入り口がわからず、探してから入ると時間がかかります。
そのため、サイレンが聞こえたらわかりやすいところで手を振って合図し、誘導してくれると非常に助かります。
ご協力よろしくお願いします。
まとめ
119番通報で大切なことは正しい場所を伝えること。その前に正しく「119」を押すことになります。
119で電話が繋がりさえすれば、あとは通信指令員の質問に答えて行けばOKです。
火事や救急の際も消防隊、救急隊が到着するまでに何をしていたらいいかも通信指令員が教えてくれます。
いざという時はためらわず、119番通報で助けを求めましょう。
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